ぼっとのページ
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はじめに
iGo棋院ネットワーク系の対局場
に接続して碁を打つロボットを作成しています。
現在はiGo棋院本部で「ポカぼっと」という名前で試験的に稼働しています。
佐為の碁倶楽部
にいる「佐為ぼっと」と同じようなものですが、独自に作成したものです。
内部で使用してる思考エンジンは、
-
GNU Go
Version 3.6
Version 3.7.11
Version 3.8
です。また、会話機能は、
を使用しています。
プログラムの概要
iGoサーバとクライアントの間でやりとりされているプロトコルを独自に
解析し、クライアントのふりをしてサーバに接続しています。
また、GNU Goとは
GTP
と言うプロトコルで通信しています。
現在、perlでおよそ700行1000行程度のプログラムになっています。
FreeBSD上で動かして
いますが、恐らくWindows上でも動くでしょう。
使い方
対局の簡単な流れは以下の通りです。
- 部屋番号を個人メッセ
個人メッセ(ぼっとの名前をクリックして出るウィンドウに入力)で単に
番号だけ(No.1の部屋なら1とだけ)ぼっとに送ると、
その番号の部屋に入室します。
なお、送り主は送り先の部屋の室長である必要があります。
- 着席して「よろしくお願いします」
部屋の中のチャットウィンドウで「よろしくお願いします」と発言すると、
ぼっとが着席します(「発言」ボタンを使うと便利です)。
着席している人の言うことしか聞かないので、先に着席して下さい。
握りたいときは、黒に着席してぼっとを白に着席させてから握って下さい。
置石を設定すれば置碁も打てます。
- 「開始」
「開始」ボタンで対局開始します。
- 終局
通常通りパス3回で終局します。
死に石指定はぼっとが行いますので、死に石の指定が行われて
「パスを押して下さい」と言われるまで待っていて下さい。
なお、投了することも出来ますが、ぼっとは投了しません(笑)。
ぼっとも終盤で形勢が著しく悪い場合は投了します。
- 退席
「ありがとうございまいした」と発言すると、ぼっとが席を離れます。
これも着席している人の言うことしか聞きません。
- 退室
「さようなら」でぼっとが部屋を出ていきます。
着席している人、または室長の言うことを聞きます。
その他、チャットウィンドウで次のような命令が使えます。
- 使い方
「使い方」で使い方の概要を見られます。
- レベル
「レベル数字」で、ぼっとの思考エンジンの強さを変更できます。
例えば「レベル10」と発言すると、強さが10になります。
レベルは1〜10まであって、1が弱いが速い、10が強いが遅い、という感じです。
この変更は着席者しかできません。
単に「レベル」と発言すると現在のレベルを答えます。
- 宇宙流
「宇宙流」で思考エンジンに中央重視で打つことを指示します。
具体的には、GNU Goに「--cosmic-gnugo」というオプションを付けます。
トグルになっていて、再度「宇宙流」と発言すると元に戻ります。
この変更は着席者しかできません。
- ヒント
「ヒント」で次の一手を考えてくれます。
検討中でも使えます。
- 地合い
「地合い」で形勢判断します。
検討中でも使えます。
- 詳細
「詳細」で、ぼっとが考えた手について、他の候補手を含めて詳しく表示します。
ぼっとが着手した直後や、「ヒント」の直後に使って下さい。
- 死に石
「死に石」で、ぼっとが死んでいると思う石のリストを表示します。
- にぎり
「にぎり」でぼっとににぎりをさせます。ぼっとが黒に着席している状態で、
白番の着席者が使うことが出来ます。
- 会話
「会話」で会話を開始します。
トグルになっていて、再度「会話」と発言すると会話をやめます。
- 状態
「状態」でぼっとが現在入室中の部屋の一覧を表示します。
- sgf
「sgf」で現在の盤面をsgf形式にしてメッセします。
sgfファイルは長いので送られたデータを選択するのが大変ですが、
- ダブルクリック (MSのJavaを使っている場合)
- 右クリック→すべて選択 (SunのJavaを使っている場合)
で全選択できるようです。
GNU Goの棋力
自分が打ってみた感じでは、レベル10で7級程度だと思います。
全般にきちんと打って来ますが、ときどきとんでもない手抜きをします。
小ヨセに入ると正確に打って来ます。
KGSでは10〜11Kにランクされているようです。
市販ソフトの最強のものに比べると、1〜2子程度弱いようです。
投了について
前述したように、ぼっとは終盤で形勢が著しく悪い場合は投了します。
具体的には、次のような条件で投了します。(version 3.7.10の場合)
- 全滅したとき。
- 全滅していなくても、
- 19路である。
- 手数が終局までのおよそ8割以上まで進んでいる。
- 死活があいまいな石が無い。
- 地合いの評価で45目以上負けている。
の条件が揃っている。
なお、着席した状態で「投了」コマンドが使え、ぼっとが投了するのを
禁止することが出来ます。トグルになっていて、再度使えば投了するモードに
戻ります。
会話機能について
会話機能は、
人工無能マスオ
をそのまま使っています。このエンジンは学習機能を備えていますが、
現在その機能は使っていません。
また、会話データは付属のサンプルをそのまま使っています。
なにやらエロい会話をしますが、私の趣味ではありません(笑)。
クオリティぼっとについて
現在、iGo棋院には「クオリティぼっと」というぼっとを常駐させていますが、
これはVIP囲碁部専用ぼっとです。ポカぼっととの違いは、
- 部屋名に「www」が含まれていないと入室しない。
- ポカぼっとと同じ部屋には入れない。
- 多面打ちが出来る。
となっています。
ポカぼっとがマルチタスク化して、ぼっとを2体投入する意味が無くなったので、
クオリティぼっとは引退しました。
3/24〜5/9の一ヵ月強の間に1944局打って、1133勝643敗8持碁でした。
短い間でしたが、ご愛顧ありがとうございました(笑)。
「もごぼっと」について
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を参照してください。(休止中)
「リラぼっと」「コリラぼっと」について
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「レイぼっと」について
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「リラぼっとZ」について
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「カタぼっと」について
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